ユリ科ネギ属
ギョウジャニンニク(行者大蒜)
多年草植物で、冷涼気候の地域にしか自生できないので本州の東北などで見られるものの、なんといっても北海道が国内最大の自生地です。時期は4月下旬〜5月にかけての、ちょうど冬が終わり雪解け時に短い期間だけ生育します。群生場所の特徴ですが、特に山の斜面や水が綺麗な湿地帯などです。しかも成長がなまら遅く、3年、上質なものになるまでに 5〜8年はかかってしまいます。
現在つぼみが...まもなく開花予定
2006年5月5日撮影
ラン科 カランセ属
ジエビネ
別名 エビネ ヤブエビネ
山地の林内や竹林などに生える多年草。
偽球茎は球状で連珠状になって横に連なり『エビ』のように見えるのでこういう名前がついた。和名は海老根。
当キャンプ場で自生していたものを鉢に確保この花の後元に戻す予定です。
撮影 2006年5月13日
メギ科イカリソウ属
イカリソウ (碇草)
春の低山を歩くと、大きな碇のようなかたちの花を風にゆらせるイカリソウをよくみかけます。とくにめずらしいわけでもありませんが、かわったかたちの花のせいか、とくに女性に人気の高い植物のひとつです。メギ科にはメギのような木本のほか、春に花をつける草本類も多くあり、イカリソウはいわばその代表選手です。イカリソウの仲間は近縁種同士の交雑種がいくつも報告されています。
写真撮影2006年4月16日
スミレ科スミレ属
タチツボスミレ?
日本にはスミレが400種類以上有り写真はきっとタチツボスミレだと思います。
春を告げる野草の代表です。
小さな花ですかなかなか華麗で....
カタクリの花がなかなか咲かないのでスミレを掲載しました。
写真撮影2006年4月14日
ユリ科 カタクリ属
カタクリ
花は黄色とピンクの2色があり、全高は20cm程度まで成長します。食用としてもおひたしやテンプラ等に用いられています。また、鱗茎(ユリの根のうろこ状の所)からは良質のデンプン(片栗粉)が採れます。
去年5株移植したものから芽がでて花のつぼみがつきました。
次回花が咲きましたら更新しますのでお楽しみに。
2006年4月7日撮影
キク科 タンポポ属
タンポポ (セイヨウタンポポ)
日本全国に生息しており、最も身近にあるタンポポです。もともとはヨーロッパ原産で、食用として育てられていたそうです。日本の在来種はめずらしく、帰化植物です。
この他にシロバナタンポポがまもなく咲く予定ですが花が白いのが特徴です。
写真2006年3月24日
つくし(土筆)
シダ植物 【トクサ類】
やっとつくしが出てきました。つくしは早春の2〜3月に胞子を放出する地上茎を出します。土手や畑地や草原に生える荒れた日当り地が好きです。根を掘り出すとシダ植物とわかります。
子供のころ土筆を摘んだ記憶を持っている人が多いと思います。味もほろ苦くなつかしい思い出ですね。
簡単な美味しい食べ方
先の固い状態のものを採取しハカマを取りフライパンで少し炒め火を止めてほんの少し醤油をかけて出来あがり。
あくも無く驚きの美味しさです。
写真2006年3月20日
ネギ科 アリウム(ネギ)属
ギョウジャニンニク
餃子ニンニクではありません。行者ニンニクです。
去年頂いた苗が芽を出しました。
多年草で花を楽しむより、菜園に植えたい植物です。葉には強いニンニクのような臭いがあり、昔から山菜として食されています。深山で修行する山岳信仰の行者たちが、荒行に耐える強壮薬として、全草に強いニンニク臭のあるこの草を食べたことから行者にんにくの名がつけられました。
効果はアリシンを含んでおり血中の脂肪を減らし生活習慣病の予防に
写真2006年3月17日
3月13日朝7時現在
気温 2.2℃
積雪 2.5cm
今も雪が降っています。
先週は春を思わせる10℃を越える気温でしたが今朝から.....冬に
ユリ科カタクリ属
カタクリ
やっと花が咲きました。
2006年4月18日撮影
ユリ科ネギ属
ギョウジャニンニク(行者大蒜)
多年草植物で、冷涼気候の地域にしか自生できないので本州の東北などで見られるものの、なんといっても北海道が国内最大の自生地です。時期は4月下旬〜5月にかけての、ちょうど冬が終わり雪解け時に短い期間だけ生育します。群生場所の特徴ですが、特に山の斜面や水が綺麗な湿地帯などです。しかも成長がなまら遅く、3年、上質なものになるまでに 5〜8年はかかってしまいます。
約20日でやっと五分咲き
2006年5月28日撮影
キキョウ科カンパヌラ属
ヤマホタルブクロ
和名 : 蛍袋・火垂袋
萼片の間にあるヒダの様なもの(副萼片)が、上にめくれていればホタルブクロ、めくれていなければヤマホタルブクロCampanula punctatavar.hondoensis 東北南部から近畿東部の山地だそうですが、よくワカラン。 花の色や生えている場所での区別は出来ないそうです。名前の由来は、花の中にホタルをいれて遊んだとか、花の形を提灯に見立てたとか諸説ある。名前と印象がぴったりなので、この花を知っている人は多いだろう。花は白色と淡紅紫色があり、濃い紫色の斑点がある。
マメ科ネムノキ属
ネムノキ
漢名の「合歓」は、葉が合わさることから、と言う。夜は光合成を行わないので、葉は不要になる。
夜になると葉が閉じて、花が開くのは何故か。葉が閉じるのは、夜の闇の中で、ひたすら花を目立たせるためのようだ。もちろん、夜行性の花粉媒介者(ポリネータ)を呼んでいる。ネムノキのポリネータは、スズメガだ。3cm以上ある口で、頭状花序の中の蜜を吸う。
ユリ科
ノカンゾウ「野萱草」
別名 ベニカンゾウ
平地にも生え背丈1m近くになる多年草。茎先端に10個近い蕾を付け、一重で径10cmほどの花は1日花。
ヤブカンゾウに似るがヤブカンゾウは八重咲き、ハマカンゾウにも似るが、ハマカンゾウは常緑草。 ワスレヌガタメはワスレザルガ故ニソヲワスレムトシテとしてなり。忘草を衣に附くれば憂を忘るといふ諺あればかく云へるなり。ワスレグサは百合科の植物にて黄なる花のさくものなり。今もワスレグサといひ又クワンゾウといふ。
ユリ科ユリ属
シンテッポウユリ(新鉄砲百合)
タカサゴユリと非常によく似ていて、花の時期も暑い8月であり草丈や葉の形もそっくりである。 違うところは花や蕾に赤紫色の筋が入っていないことで、見た目は5月に咲くテッポウユリに似ているがラッパ状の花が細長い。
ウコギ科タラノキ属
タラノキ
山の道沿いやニ次林などに普通に生える。枝や葉にはとげが多く、葉には両面に毛がある。若芽はタラノメとよばれる山菜。独特の香りがあり、天ぷらや和え物などにするとひじょうにおいしい。来年の収穫のために、二番芽は必ず残すようにする。
刺のない変種をメダラ(f.canescens)といい,自生は珍しいが,園芸店などでは,トゲナシタラノキとして出回っている。
ユリ科ホトトギス属
ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)
ホトトギスという名前の由来は花の斑点が鳥のホトトギスの胸の斑点に似ているためだそうです。
ツリフネソウ科 ツリフネソウ属
ツリフネソウ Impatiens textori
「釣船草」の意味で、花の形からこの名がついた。又,実に触ると「我慢できない=Impatiens」ではじける、というこらえ性のないということで、こんな情けない名前がつけられています。すなわち鳳仙花の仲間です。
リンドウ科ツルリンドウ属
ツルリンドウ
蔓性で、里山から低山に生える事が多い。蔓は紫色を帯び長さは1m弱になり、花は淡い紫色で長さは3cm程で、リンドウ形の花。花が終わると、赤い実が良く目立つので、花は見た事が無くても実を見た人が多いと思う。
子供の頃我が家の周りにも実を沢山見る事が出来たが、花がリンドウに似ている事は知らなかったし名も知らなかった。
先日来られた方からの川原にある赤い実はの質問の答えです。
又,実は中国では薬用として、解熱、健胃、黄疸、咳止めなどに用います。
バラ科
イチゴ
この寒い時期にマルチの隙間から出ている葉っばの間からイチゴの雄花が....。
雌花が出ていればイチゴが出来るのかなと思いつつ
残念ながら雄花だけです。
来年の春のイチゴ狩が楽しみですね。
ロウバイ科ロウバイ属
ロウバイ
中国原産の落葉低木。江戸時代には渡来していたという。毎年12月末頃から咲くのですが暖冬のせいで1月になって咲きました。花弁は蝋梅の漢名のように半透明でロウのような質感がある。がくと花弁の区別が不明瞭で、つぼみを覆っているがくは褐色であるが、開花時に内側のものが伸びて大きくなり、伸びた部分は黄色になる。花には高貴な香りがある。狭義のロウバイは内側の花弁が小形で暗紫色である。ソシンロウバイ(のようである。
撮影2007年1月9日神戸
モクセイ科レンギョウ属
レンギョウ
レンギョウの仲間には中国原産のレンギョウ、シナレンギョウ、朝鮮半島原産のチョウセンレンギョウなどがあり、公園には多く植えられている。開花時期は4月。春に咲く黄色い花が印象的で、一般家庭の庭にも用いられる。樹形はやや暴れるが、広い場所に植えれば持ち味を生かせる。
オシダ科クサソテツ属
クサソテツ(草蘇鉄) コゴミ コゴメ ガンソク(雁足)*いけばななどに使われるガンソクは別の植物、イヌガンソクの胞子葉
コゴメまたはコゴミといって若葉を食用にする
生育地: 山野の林中。落葉性の多年草
葉は綺麗な黄緑で伸びる
四月十日このニ,三日暖かかったために芽が出てきました。
見ているとよだれが出そうです。私だけかな
軽く茹でてマヨネーズで食しました。
まもなくタラノ芽ですね。
目木(めぎ)科イカリソウ属
イカリソウ
独特の形をした花が、船の碇(いかり)に似ていることからイカリソウの名で呼ばれる。 多年草。高さは20〜40cmで茎は木質で硬い。 (実際に触ってみると硬いのだが、いくつもの書籍をあたってみても、
そのことには触れていない。時期によって違うのだろうか。)茎の先に花序を出し、淡紅紫色の花をつける。花を正面から見た大きさは直径3〜4cmほどで、花弁には長さ1.5〜2cmほどの長い距がある。
葉の形から三枝九葉草(さんしくようそう)の名前もある。
写真:2007年4月17日撮影
ラン科キンラン属
キンラン(金蘭)
多年草。 日当たりの良い山地や丘陵の林内に生える。 草丈30〜50cm。葉は互生で、葉身は長楕円形で、長さ7〜10cm、4〜5枚つく。 基部は茎を抱く。花冠は直径約1cmで、茎の先端に黄色い花を3〜12個つける。花は半開きで完全に開かないものが多い。 花弁は5枚。唇弁は内側に赤い筋が入っている。名の由来は林内で黄色い花が金色に輝いて見えるため。この花は葉緑素は持っているが、野性蘭は発芽や生育にラン菌と呼ばれる共生菌が必要なので、持って帰ってただ植えただけではなかなか根付かない。
皆さんに見て頂くため持って帰ってきました。
兵庫県レッドデータランクC
2007年5月5日撮影
ユキノシタ科アジサイ属
コガクウツギ(小額空木)
木の雰囲気がウツギ(ウツギ属)に似ていて、ガクが小さいことによる。落葉低木。樹高1m。 枝は赤紫色。葉は単葉で対生。葉身は長楕円形または楕円形。葉縁はあらい鋸歯。表面は緑色、光沢がある。枝先に散房花序をつける。
両生花と装飾花がいっしょにつく。 直径3〜5cm。装飾花のガク片は白色で3〜4個、大小がある。
自然に群生しているのは珍しいです。
2007年5月26日撮影
ユリ科ユリ属
ササユリ(笹百合)
別名 早百合
多年草。 山地の草地に生える。 草丈0.5m〜1m。葉は長さ7〜15cmの披針形。 茎の先に長さ約10cmの花をつける。花色は淡い紅色で葯は濃い褐赤色。 種子が発芽して花が咲くまで7年ぐらいかかる。
日本固有のユリで、近畿はじめ中部・中四国・九州の一部に自生し、万葉の昔から親しまれているそうです。
最近では非常に珍しくなかなか見る事が出来ないユリです。
撮影2007年6月21日
ハス(蓮) 「ハス科」 別名:レンコン(蓮根)
ハスネ(蓮根) ハチス(蜂巣) 花期:夏
和蓮(われん)
中国から入ってきた「唐蓮」に対し、古くから日本にある蓮を「和蓮」と呼びます。英名はその名のとおりJapanese Lotus。
「皇居和蓮」のほか、中尊寺金色堂で見つかった「平泉蓮」なども和蓮の一種です。
タカサゴユリ
ユリ科ユリ属
タカサゴユリは名前のとおり、台湾原産の帰化植物である(タカサゴ:琉球語のサカサングに由来する台湾の別称)。観賞用として大正時代に導入されたという。テッポウユリによく似た花を咲かせるので、除草されず、広がりつつある。荒地に生育し、花の外側が赤褐色を帯びている点などが特徴的である。
キキョウ科ツルニンジン属
ツルニンジン(蔓人参)
別名「ジイソブ」
つる性多年草
根と葉の形が、どこやらチョウセンニンジンに似ていて、ツルになることから「蔓人参」と名づけられたといわれています。異名の「ジイソブ」は、つりがね形の花の内側にある紫褐色の斑点をお爺さんのそばかすにたとえたものといわれています。「ソブ」というのは、長野県の方言で、そばかすの意味だとか。
ロウバイ科
ロウバイ属ロウバイ(蝋梅)
別名 ナンキンウメ
原産地:中国原産(江戸初期に渡来)
花弁が半透明の蝋質で、梅に似た花が咲くための名。
10年ほど前はお正月に飾っていたのですがこの数年1月末から2月に花が咲くようになりました。これって温暖化の影響ですかね。
実が熟すと乾燥し、黒色の種子が5〜20個入る。種子は有毒。
キク科
フキノトウ(蕗の薹)
多年草。日本原産の山菜・野菜です。
てんぷらは低めの温度で揚げるのがコツで、揚げているうちにツボミが開くと苦味がとれます。 また、せん切りにして味噌汁の実にしたり、煮浸し、油いためなどにします。
2008年3月9日撮影
木賊(とくさ)科トクサ属
つくし
「つくし」の名は、 「澪標(みおつくし)」(船が港へ入る通路を示した杭)の 「つくし」で、突き立った杭のように見えることから。 また、「突く突くし(”突き伸びる”)が由来とも。
漢字の「土筆」は、土に刺した筆のような姿、から。
はかまをとりフライパンで少し炒め数滴醤油をたらしたら出来あがり。
撮影2008年3月22日
クサソテツ/コゴミ
オシダ科 クサソテツ属
九州以北の日本の山野に広く自生し、コゴミあるいはコゴメといい、くるくると巻いた新芽を食用にします。葉は束生し、長さ50cm〜1mになります。冬には地上部は枯れ、春に新芽を出す夏緑性のシダで、端正な羽状葉が美しく、観賞用にも栽培します。
このまま少し茹でてマヨネーデで
撮影:2008年4月13日
ラン科キンラン属
キンラン(金蘭)
京都府カテゴリー 準絶滅危惧種
環境省カテゴリー 絶滅危惧II類(VU)
近畿レッドデータブックカテゴリー
絶滅危惧種C
近年見ることが少なくなった。林内で黄色い花が金色に輝いて見えるため呼ばれている。
林の手入れ不足による遷移の進行。鉢植目的の採取などによる激減。
山林でぽつんとこの花が有れば踏まないように。
2008年5月4日撮影
ユリ科
ヤブカンゾウ(薮萓草)
ヤブカンゾウは中国原産の多年生草本であり、栽培されていたものが野化している。花は八重咲きであり、3倍体であるので結実しない。点々と人家近くの草地などに生育が見られるが、種子で増えることはないので、過去に栽培されたものが生き残ったり、河川の氾濫にともなって流されたりしたものであろう。若葉と花は食用になり、乾燥させて保存食としたりした。また、利尿剤として民間薬として利用される。
ツバキ科 ツバキ属
チャ(茶)
別名チャノキ(茶の木)
幹は直立しており、よく分枝します。葉は互生し、鋸歯がある長楕円形または紡錘形でやや厚く、光沢があります。古くから庭木として親しまれており、飲用としても日本人には欠かせない植物です。秋、11月頃に芳香のある白い花を咲かせます。
撮影2008年10月7日
キク科フキ属
フキ
フキは日本では葉柄を野菜として食用にします。また、春先、葉がでる前に大きい苞葉に包まれた花序の集まりを地上部にあらわしますが、これを「フキノトウ」といい、食用にします。このフキノトウは春を象徴する花材として、生け花に使いますが、最近は鉢物としても出回ってます。フキノトウはやがて伸長し、花が咲いてきます。フキは雌雄異株で、雄花は淡黄色、雌花は白色です。
撮影:2009年2月26日
クサソテツ:コゴミ(メシダ科)
若い頃はコゴミと呼ばれ、山菜として食することが出来ます。コゴミとは、若芽が巻いている様をかがんでいる状態に見立て、ミは食用となる実質的な部分があることに由来します。山菜として食することのできるシダ類は、その殆どのものはアクが強く、あく抜きをしなければ食べられませんが、このコゴミだけはアクもくせもなく、さっと湯通ししただけで食することができます。
生長した姿がソテツ(ソテツ科:九州南部以南に自生)に似ていて草質であることから「草蘇鉄」と名付けられました。
このぺーじは過去の表紙の写真を掲載したものです。